11/3の神決定戦に出たときのメモ。
今回使ったデッキはものすごい真面目に取り組んだ青黒デルバー/テラー。
練習/調整期間中に普段よくパウパーで合う人達からは「そんな真面目なデッキも使うんだ」と何回か言われた。本当にそれはそう。
これ、実は初めて作ったグリクシスデルバーから結局赤が完全に抜け落ちたもの。
晴れる屋のデッキ登録的には青黒デルバー*1なのだが、骨格が大体テラーなのでテラーともいえるデッキ。
ちなみに自分の認識的には現状ほとんどテラーが主なのでテラーと呼んでいる。この辺の心情に関して*2はなんかこう面倒だし文章化する必要もないので割愛。
採用カードについて
いろんな強い人が青黒テラー側の記事で書いていたりするので、採用理由がデルバー周りのカードだけ表記。
・秘密を掘り下げる者/昆虫の逸脱者
じゃあこのデルバーがこのデッキにおいて強いカードか、という話になるが、結論から言うとかなり強かった。
常に大型生物などを出しつつインスタント呪文で盤面を守るテラーデッキなのだが、どちらかというとコントロールではなくクロックパーミッションの類にしたこのデッキリスト。
その割にはカウンターの枚数が少なくパーミッションしきれるか問題があるが、本命前にお通しで出すデルバーは放置していると普通に死ぬパワーをしているので対処せざるをえない。
そのため、後続で出てくる大型クリーチャーに打たれると困る除去を早々に打ち込んでくれたり、序盤の相手の動きを除去で遅らせて時間を稼いでくれたりする。
その後に悠々と出す5/5を守りきって殴り勝つプランは結構安定した黄金プランであるし、デルバーの対処が遅れると後続のテラー・ツイッター*3に与えられる時間が少なくなる。それはそれで強い。
「最速で出ないデルバーは強くない」という言葉はあるが、このデッキはある程度準備が出来てから2マナ立てつつクリーチャーを大量に出したい場面が多いため、そういうときには2マナの海蛇よりも布告避けにもなる1マナのデルバーのほうが都合のいい場面がある。ひっくり返らなかったら流石に弱いが。
まあ守る側になったデルバーは1/1で降ってくるので大したブロッカーにならないため使えない存在になる関係で、結論から言うと攻め段階では強いカードという印象。
そのため赤単相手に後半で引くと頭を抱えるカード。なお赤単相手では引くともっとキツいカードが存在する*4のでサイドアウトはされない。
ということで、デルバーを使うときにはとにかく攻めるプランを取る必要がある。あった。言語化して気づいた。
ちなみに自分はこれの日本語版を使ってデルバーを出しているが、今までの人生で自分以外にこの差し替えカードを使っているところを見たことない。なんか寂しさがある。
・つぶやく神秘家
1マナスペルが大量に入っていることと、大量の鳥による手数の攻めができることで最近のテラーデッキに数枚入っているカード。青い鳥がいっぱい出るしつぶやくのでツイッターって呼んでる。Xとは死んでも呼びたくない。
上記のデルバーでちょっと削る/テラーで数発殴って残ったライフを攻めきるのに便利なので、2枚投入。
その代わりアンコウを2枚削った。
というのもアンコウは墓地のリソースを削るため、2枚目まではまだいいが3枚目以降が出しにくいという理由。
……が、アンコウは赤霊破にも殺しも当たらないのでカードとして強い場面もある。
けどこれ以上削るところってなんだろうという話。テラー削る? いやどうなんだろう。
これを書いている今は別解を出したので、それでなにかしら結果出せたらまた書きます。
・考慮
留意より考慮のほうが枚数多いのは個人の好み。
(序盤の攻めがデルバーなので最速テラーにすべてを託していないため必要カードを探り当てる可能性が高い考慮のほうが使いやすく、個人的に留意を使うとクソ弱い落ち方をしてキレそうになることも多いので)僕は考慮のほうが好みというだけ。この辺の枚数配分に答えはないと思う。
対戦記録
R1 カルドーサレッド ○○
G1は肉をカンスペで弾き続けたところ相手がほとんど山で詰まっていて勝ち。
G2は1ターン目に大祖始の遺産を出されて頭を抱えたが開き直ってアンコウを出したら牙も引けたので勝ち。テラーだと勝てなかった試合なのでたまにあるアンコウの有用性が高い試合。
R2 青単テラー ○○
G1はデルバーを2枚最速で出して上から殴り勝ち。
G2は最速でテラーを2枚出して下から殴り勝ち。
対青単だと本当にデルバーが強いので最高。
R3 赤単スティッキー・フィンガー ×○○
G1はライフ6で凌ぎ切った上から稲妻2枚で死んだが、G2は牙を貼って勝ち、G3は相手の攻め手が緩かったのでテラーをたくさん出して殴りきった。
頑張っている pic.twitter.com/WelWBPJXUD
— とりにく (@toriniku_wing) 2023年11月3日
ちなみにテーブルナンバー1だったのでTC東京のフューチャー席みたいなところに座ったのでこんな記念撮影もした。上京したてのおのぼりさんか?
R4 青単テラー ○○
G1はお互いにデルバーを出したりテラーを出したり海蛇を出したりして激しいクリーチャー同士の交換会だったが、こちらがスペルでうまく弾けたこと、相手がデルバーを返すのが1ターン遅れたこと、そして最後にドロソが引けたことでなんとか勝ち。
G2もデルバーが頑張った。
ここまで4連勝。順調に勝ちすぎて緊張がすごかったのがここから崩れた原因。
R5 カウゲート ×○×
G1は軽快に攻めているときに殺し3枚綿密な分析2枚でライフを2まで削ったので当世の裏で死。
戦隊の鷹で時間を稼がれていたのだが、(カンスペをこのときに持っていたかどうか覚えていないが)鷹は弾かないとダメだな、というのが結構な学び。
G2はダブルマリガンしたがデルバー・アンコウ・ツイッターをとにかく最速で叩きつけ続けて勝ち。
G3は土地しか引かなかった。
カウゲート戦はとにかく相手の準備が固まる前に攻めきること。多分これに尽きそう。
R6 カルドーサレッド ××
G1はもたついたら死。
G2も綺麗に引かれて稲妻で死。
ところでこの試合で打たれたホイルの稲妻、メチャメチャ使い込まれていてほとんど白かった稲妻だった。
そして今回挑戦者になって神にもなった人の稲妻も白かった。
もしかしてこれこの人にぶち当たっていたのでは?*5
R7 きらきら親和(アゾリウス親和) ○×○
G1はきらすべがついたジンジャーを殺して勝ち。
G2はハンド2から放たれた物読みをカンスペしたらきらすべが降ってきて負け。
G3はきらすべがつきそうなジンジャーを殺して勝ち。
R8 カルドーサレッド ××
G1、G2共にマリガンしていい感じの手札をキープできずに負け。
ダブマリを恐れた結果の負けだと思う。
5-3、25位でした。
おわりに
しっかり強いデッキを握り、負けも納得の負けだった。
もっとうまく行けばいい結果にもなりそうな当たり方だっただけに、メチャメチャに悔しい。
調整期間結構真剣にやりすぎて仕事帰りに大会に行きまくった結果週末何も予定ない日に睡眠で死んでいたのだが、たまにはこういうのも悪くないかなという感じはした。
なのでまたこのデッキはガンガン擦っていきたいが、真剣にやりすぎて変なデッキがまた握りたくなった。
ということで真剣になりきれないタイプのダメな大人の図を見せつつ、今日はここまで。