第13回GP旧枠モダンのシングルエリミネーション第三ラウンド。
旧枠モダン最強の座を賭けた戦い、最終ラウンドが始まろうとしていた。
4 ダウスィーの殺害者
— 魔界整体師モタロー (@BSM_MOTARO) 2022年11月6日
4 惑乱の死霊
4 ファイレクシアの憤怒鬼
3 魂の収集家
1 隆盛なるエヴィンカー
2 燻し
3 恐怖
3 強迫
4 堕落
3 不吉の月
4 ファイレクシアの闘技場
25 沼
3 死体焼却
3 黒騎士
3 防御の光網
2 もぎとり
2 ネビニラルの円盤
2 消えないこだま
相手の攻めを受け流す単体除去と、横並べしたクリーチャーたちを「不吉の月」で殴り勝つ手段、
さらには「堕落」によるライフレースの逆転など、文字通りすべての試合に対応できる「オールレンジ・ブラック」を持ち込んだモタロー。
note.com(限定公開となっているためこちらには貼らないが、このnoteの中盤にあるもち饅頭氏の赤青デッキ。
本人がTwitterを今やっていないため本番環境はどうなったか不明だが、だいたいこんなデッキ)
カウンター呪文と火力呪文でコントロールし、
「流転の護符」から打ち消されないフィニッシャーを出し、そのまま制圧する「イゼット・アミュレット」を持ち込んだもち饅頭。
予選5ラウンド、決勝3ラウンドの果てに高みに立つのはどちらなのか。
以下、敬称略。
Game1
予選ラウンドがより上位であったもち饅頭が一度マリガンしてゲームが始まった。
コントロールデッキ故に序盤の動きがないスタートだったものの、モタローが2ターン目に打った「強迫」には「対抗呪文」でキーカードは防衛してきた。
そしてモタローの3ターン目、土地が2枚で止まってしまうも「ダウスィーの暗殺者」を出し、クロックを削る姿勢を見せつける。
返すターン、もち饅頭が繰り出したのはキーカードであった「流転の護符」。
一方のモタローは3ターン目に土地を伸ばすことに成功し、こちらもリソースの核となる「ファイレクシアの闘技場」を打ち消されることなく着地することに成功。
続くターンには土地が手に入ったため「ファイレクシアの憤怒鬼」を出すも、そちらは「まき直し」で弾かれてしまう。
もち饅頭は「選択」で山札を回し、翌ターンには「包囲攻撃の司令官」を出すことに成功するものの、トークンを投げつける司令官は「恐怖」で落とされ、投げられる予定であったゴブリントークンが3匹並ぶ結果に。
が、ダウスィーの暗殺者へはブロックすることができず、逆にダウスィーの暗殺者にもブロックされないため、お互いの命をノーガードで削り合う戦いが始まった。
一方のモタローは「ファイレクシアの闘技場」で得たリソースを元に、「不吉の月」「惑乱の死霊」とテンポよくライフレースの優位を取っていく。
「惑乱の死霊」は「対抗呪文」するものの、強化された暗殺者はライフを少しずつ削り取っていく。
更に次のターン。引いた2枚目の「強迫」に合わせてもち饅頭は「嘘か真か」をキャスト。
「包囲攻撃の司令官」「反射池」「フェアリーの集会場」「稲妻」「選択」と見えた結果、流石に2枚目の司令官は危険だとモタローに判断され、
「包囲攻撃の司令官」とそれ以外に分けられた結果、手札が欲しいということでそれ以外を受け取り、「稲妻」で暗殺者を落とす。
だが公開された手札に有効牌はないことを確認できた。
そして安全を確認したモタローが次のターンに繰り出したのは「隆盛なるエヴィンカー」!
打ち消さなければゴブリントークンが消えてしまうもち饅頭は「選択」「氷」とドロースペルで打ち消し呪文を探しに行くも、見つかることなくエヴィンカーが着地。
残されていたゴブリントークンは流され、3/3飛行というフィニッシャーが降り立った。
返すターン、もち饅頭は「衝動」で解決策を探しターンを終了。
そしてモタローのコンバットフェイズから流転の護符から「サンダーメア」を出し、1ターンの追加の猶予を得る。
……が、これによってもち饅頭の土地はフルタップ。
ここでモタローが叩きつけたのは「堕落」!
6点ダメージと6点回復によってライフレースは破壊され、そのままモタローが第一戦の勝利をもぎ取った。
もち饅頭0-1モタロー
Game2
モタローは2ターン目に再度「ダウスィーの暗殺者」、3ターン目に「惑乱の死霊」と、クリーチャーの横展開を図るものの、それぞれもち饅頭に「稲妻」「対抗呪文」と対処されてしまい、再びもち饅頭の4ターン目「流転の護符」の着地を許してしまう。
一方のモタローも負けておらず、4ターン目に「変異」によって謎のクリーチャーを召喚。
が、もち饅頭は「黒3つでひっくり返るやつだろ!」と即座に看破されてしまう。
しかしひっくり返っても3/4。
もち饅頭にはそれ以上のサイズを誇る生命体が存在する。
こちらは恐怖で対処されるものの、返すターンにもち饅頭が打った「嘘か真か」にてめくれ加わった「全能なるアルカニス」の方は護符による着地を許してしまう
そして効果によって3ドローし、再び流転の護符から現れるは「シヴのヘルカイト」。
アルカニスが無限に供給するリソースと、飛行5/5と、2マナの1点火力。
対抗手段を尽く封じさるもち饅頭のカードによってモタローは焼き尽くされてしまった。
もち饅頭1-1モタロー
Game3
GP旧枠モダンのシングルエリミネーション最終戦、
泣いても笑ってもこのゲームで今日の最強が決まる一戦。
先行であったモタローが2ターン目に出した1枚のカードがすべてを決めた。
2ターン目の「防御の光網」によって打ち消しという概念を封じられたもち饅頭は、3ターン目の「惑乱の死霊」、4ターン目の「不吉の月」を素通しせざるを得なかった。
さらに、惑乱の死霊によるハンデスで解決策を探すための「嘘か真か」も落とし去っていく。
2枚目を持ち合わせていたもち饅頭は4ターン目に「嘘か真か」をメインフェイズで唱える。
……も、めくれたのは「サンダーメア」「フェアリーの集会場」2枚、「流転の護符」「島」。
即座にどうにかできるカードではなく、サンダーメアのサイズも飛行の前には意味をなさず、流転の護符も設置・起動で2ターンかかると、状況は一つも好転しなかった。
ほぼ大勢を決した状況。
さらにモタローは「ダウスィーの暗殺者」を追加し、ブロックすら許さない状況へと持ち込む。
こうなると全体除去もブロック手段もないもち饅頭には為す術もなかった。
第"13"回GP旧枠モダン、色鮮やかな激闘は完全なる"黒"に塗り潰された。優勝は史上初の黒単優勝、"邪眼レス"オールレンジのモタロー!!(@BSM_MOTARO )おめでとう!!!!!! pic.twitter.com/ngmtWK8g6N
— 【公式】旧枠モダン情報アカウント (@Old_modern) 2022年11月5日
第13回旧枠モダン、優勝はモタロー!
おめでとう!