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【MtG】第二回PT旧枠モダン/SSS【旧枠モダン】

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半年間2-1芸人をしていたところ*1上位プレイヤーたちが権利を獲得していったためアベレージスコアの順位が繰り下がった結果PT旧枠モダンに参加することができた。

特に今年は諸事情で*2*3たくさんマジックに触れる機会が多かった一年で、そのたびに新たな発見や上達を感じ、その集大成となった大会だったと思う。

 

ということで御礼を。
主催の双木さん、ご参加されたプレイヤーの皆様、そして今年(フォーマットは問わず)MtGをしたすべての皆様、本当にありがとうございました。

今日の相棒

 

0:デッキ選定

使うデッキで考えていたのは2つ。

一つは、一番使い慣れていて最も勝率の高い【トリコカーミック】
そしてもう一つは、《衝動》の追加で安定性が増したため、大技である《ニコル・ボーラス》早出しから見栄えと単純な効果による速やかな制圧を可能とした【グリクシスアミュレット】。
ポイントレース終盤まで行き、最後のGP旧枠モダンのときにはほぼ参戦が決まっていたので、極力当日まで情報を絞りつつアミュレットを使ってPTに殴り込みをかけるか~と思っていた。

toriniku-wing.hatenablog.comそうしてたらもち饅頭さんがより完成度の高いイゼット・アミュレットで準優勝を攫っていった

実際に強いカードなので隠したところで他の人がそれを使って勝つ、それはそうなのだが、実際にこれを持ち込んでもち饅頭さんとミラーもどきをしたときに勝てるか? と言われると結構怪しいと踏んだ。
が、配信卓でボーラス出して勝ちを見せつけると面白くない? となっているのも事実。
そういうわけでトリコカーミックとグリクシスアミュレット*4、どちらで行こうかなーと両方調整しながらデッキを考えていった。

 

で、トリコカーミックの調整中。
「デッキ公開制のため、《翻弄する魔道士》が強そう」
「2マナクリーチャー1種では安定しないため、《サルタリーの僧侶》とか《トゲ尾の雛》でかさ増しするといい感じだな」
など考え、2マナクリーチャーをしこたま入れているときに一つ気づいたことがあった。

toriniku-wing.hatenablog.com俺はこのデッキを知っている――

今から新しいデッキの開拓はできないと思っていたし、おそらくこの2択がベストだと思っていた。
が、アグロ寄りのほうが奇襲性が高いこと、なによりもこのデッキは動かし方を自分が理解していること、そしてインベイジョンブロック構築勢に見つかったら少しは盛り上がるんじゃないかというエンターテイメント的観点から、SSSタッチカーミックのような方向性になることが決まったのがリスト提出のおおよそ5日ほど前。

ということで出来上がったデッキがこちら。

5日で調整し、デッキにしてはそれなりの強みのある、というのが完走した感想。
本戦終了後にいい感じのブラッシュアップ案を幾つか頂いたので、これの発展形を調整するのを来年前期の目標としたい。

 

いくつかの採用カードの説明。

・解体の一撃/ブーメラン
「肉以外に触る方法ねえかな」から生まれたスロット。
解体の一撃に関しては元となったトリコカーミックに1枚入っていたものをそのまま流用した形。解呪で良かったよねって後で言われた
ブーメラン自体は一瞬しか時間を作らないものの、その一瞬で殺すタイプのアグロいデッキなので割と相性は良かった。

・ウルザの激怒の枚数について
メインの稲妻を1枚減らしてまで合計4枚に。結構迷ったところ。
これに関しては「自分が《翻弄する魔道士》使うから除去のスロット少しだけ散らしておきたい」と、「コントロール3人はいるからそこに合わせてぶち込めばいいだろう」の考え。素直に稲妻4にしたほうがいいと思うって後で言われた

・溢れかえる岸辺
2枚しか持っていなかった。
ドミナリアリマスターで再録されるだろうからそれまで買いたくねえと思っていたが、痛みの少ないアンタップインの青か白の土地が欲しいとなり、最初沿岸の塔3枚にしていたところをフェッチと島を1枚ずつ足したという経緯。前日に買い足した

ちなみにドミナリアリマスターで来なかった。キレそうである。

・ネビニラルの円盤
まろさんと調整する機会があったがまろさんが凄い勢いでヤバそうなエンチャントをしこたま出していってそのまま負けたことがあり、これに対処すべく全体除去のスロットの1枚に差し込んだ形。
かわりに象を対処するための冬眠を抜いたが、これは「おんそくさんがソリューションを見つけた」という話を聞いたため、もしかして象居ねえんじゃねえか? となった結果。

・陶片のフェニックス
もち饅頭さんが絶対赤青アミュレットからギャンコマ出してくるだろうと思って積んだギャンコマを殺すためのカードもち饅頭さん戦では一度も場に出なかった

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ちなみに。
インベイジョン・ブロック構築ではどのようなものが生まれたのか、というところでこちらの記事を参考にしました。
特に土地基盤回り(土地は25枚にするべき)に関してはこちらの記事を大いに参考にしました。ありがとうございました。

余談おわり。
そうして提出された各々のデッキリストがこちら。

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リストを見て思った素直な感想は「どこに有利取れるんだコレ」だった。
まだ勝てそうだな……と思ったのがもち饅頭さん*5・ばしぇさん*6・モタローさん*7
当たりたくねえな……と思ったのがまろさん*8・おんそくさん*9・ひろぼうさん・KATINOさんだった。

(この記事を書いている)今で言うとこの予想がほぼ当たっていないのが面白いセンスゼロか?

1:ラウンド1、VS.KATINOさん

3-2、○○××○

組み合わせが決まった瞬間うわって声を出した

が、向こうの引きが非常に悪く、土地の巡りが悪かったこと、メイン・サイド込みで2回しかバウンス札が出なかったこと、
そしてこちらの引きが割りと上振れたことでメイン2勝、サイド2落とし後の最終戦で勝利。

でももう一回BO5やれって言われたら勝てる自信はない

2:ラウンド2、VS.もち饅頭さん

3-1、×○××

この10年マジック・ザ・ギャザリングをやっていて一番面白い勝負だったと思う

的確な除去/カウンター選択、攻めに転じるタイミング、そして必要なタイミングまでカードを温存する忍耐力など、非常に学びの多い1戦だった。
自分がもう少し我慢があれば勝てていた試合、マリガンで下に送ったカード1枚での負けなどもあり、また自分が差し込んだキラーカードがきれいに刺さるタイミングもありと、もう少し上手ければもしかしたら勝てていたかもしれない。
シンプルに面白い試合だった。またやりたい。

3:3位決定戦、VS.ひろぼうさん

3-0、○○○

メインでヴェクパラと崇拝置かれたら終わるな……と思っていた試合。
向こうが土地の色出しに苦しんでいる中早めに仕掛けることができたり、なだれ乗り連打を25枚取っていた土地で押し切れたりと、噛み合いがうまく決まった形。

結果、3位でした。

4:反省会

もう少しブラッシュアップできたな……というのが素直な感想。
調整回数もそこまで多くなく、主に脳内で仮組みして一人回しして「5回に1回はキツい場面訪れるけど20%だし1戦くらいいっか」を受け入れて*10持ち込んだ結果、その辺りを解析した人に指摘されてですよね!」となった。

先も言ったが、指摘を受け入れて修正したものを来季は回したいなーと思ったし、稲妻の天使と共に頂点に至りたいのでこのデッキはまだまだ触っていく予定。

*1:期間中に全勝優勝してない

*2:骨折った結果時間が生まれた

*3:来年頭に手術もう一回やるのでまた時間ができる

*4:結局ボツにしたけど前日の旧モ大会に持ち込んだら本戦で当たったKATINOさんのコピーデッキにボコボコにされた

*5:このあと負けます

*6:フリプで負けた

*7:前日練習で6:4くらいだった

*8:やってないけど勝てる自信ない

*9:フリプで負けた

*10:というかいつも下振れはしゃあないと受け入れてデッキを組んでいる。多分悪癖なので治すべきなので来年の修正目標の一つ