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【MtG】第13回GP旧枠モダン:SE1【旧枠モダン・テキストカバレージ】

――旧枠モダンの答えは、一人ひとりに存在する。

 

赤緑のロケットスタートを緑白で再現するのであれば、相手の赤い火力の居場所を失われるのではないだろうか
と考え、白緑のアグロデッキを持ち込んだものが居た。

water20101.hatenablog.com

ビートダウンとコントロールの中間地点は最も強いデッキとなるのではないだろうか
と考え、黒単色のオールレンジデッキを組み上げたものがいた。

セレズニア・アグロ*1とオールレンジ・ブラック。
混沌した環境の中で、より「答え」に近づけたのはどちらなのか。
予選ラウンドを駆け抜けた二人の戦いが、今始まる。

 

(以下、敬称略)

GAME1

予選ラウンドを1位で突破した配達エルドラージの先攻から始まった1ゲーム目、
後攻のモタローは1ターン目から強迫をプレイ。

おなじみ

一度置かれると黒単では取り除けないエンチャント、「栄光の頌歌」を抜き去る。
一方の配達エルドラージはそのまま順調に土地を伸ばし続け、3ターン目にプレイしたのは「獣群の呼び声」

旧モのマスコット

だが、それは「恐怖」によりいなされ、土地は3枚で止まってしまう。
続けて攻めるカードを失った配達エルドラージは、続くターンに土地を引くことができず、やむなく後続の展開した際に強力なバックアップとなる「栄光の頌歌」2枚をプレイ。

3マナの自軍全体1/1修正


一方のモタローも一ターンだけ土地が止まる場面があったものの、4ターン目には3マナ「ファイレクシアの憤怒鬼」、5ターン目にも追加の憤怒鬼をプレイ。
さらにその次のターンに手札から現れるのは「不吉の月」2枚。これで憤怒鬼のパワーは4に上がった。

黒だけだし相手の黒も強くなるため2マナ

さらに次のターンには後続を見つけ出すために「ファイレクシアの闘技場」をセットし、ブロッカーを用意できなかった配達エルドラージの命を削り取っていく。

配達エルドラージは「獣群の呼び声」フラッシュバックも「燻し」で対処されるものの、「魂の絆」を憤怒鬼1枚に付けて攻撃の手を緩めさせることで、残りライフ4でどうにか「金切るときの声」「ヴェクの聖騎士」を立てることに成功した。
が、モタローが繰り出すは「ダウスィーの殺害者」。

シャドーはシャドーによってしかブロックされない

配達エルドラージの出した3枚のブロッカーを影からすり抜けて行った。

配達エルドラージ0-1モタロー

GAME2

先手を取った配達エルドラージは、1ターン目に「極楽鳥」、2ターン目に「ヴェクの聖騎士」と並べ、プロテクション黒による攻め手を展開。
対するモタローは2ターン目に「黒騎士」を召喚。

しろとくろでよよいのよい

どちらも先制攻撃であり、かつお互いの色のプロテクションを持つクリーチャーで、このままノーガードの殴り合いが始まるかと思いきや、続く3ターン目、4ターン目と連続で「栄光の頌歌」をプレイ。
ヴェクの聖騎士だけでなく、極楽鳥も攻めに転じることが可能となった。

一方のモタローは沼2つで土地が止まってしまうものの、もう1枚の黒騎士をプレイ。どうにか殴り合いの姿勢は取ることができるようになった。

が、5ターン目に配達エルドラージは「繁殖力」をプレイ。

お前エタマスにいたんだ

着地前に「燻し」で「極楽鳥」は消されたものの、続けて「獣群の呼び声」をキャスト。
そのまま象で守りを、ヴェクの聖騎士で攻めを続け、モタローのライフを征伐した。

配達エルドラージ1-1モタロー

GAME3

後手となった配達エルドラージだが、1ターン目に「極楽鳥」、2ターン目に「ヴェクの聖騎士」と展開。
が、3ターン目にモタローが繰り出したるは「惑乱の死霊」。
さらに4ターン目「ネビニラルの円盤」をプレイ。

ヒッピーくん

止めにくい飛行・攻撃が通るたびにランダムディスカード1枚の「惑乱の死霊」、場に出たら1マナですべてを破壊する「ネビニラルの円盤」の2つが場と手札の安息を奪っていく。
配達エルドラージは、「惑乱の死霊」によって捨てられた「起源」によって「極楽鳥」を戻したり、「金切るときの声」などで飛行ブロッカーを用意するも、モタロー側が続けて「ファイレクシアの憤怒鬼」「惑乱の死霊」「黒騎士」と続けざまに展開していく。

起源を用いたロングゲームを狙う配達エルドラージ。
飛行とディスカードによる詰みを目指すモタロー。
勝負を決めたのは、黒単が黒単である理由の1枚であった。

兄弟戦争に収録が決定

「憤怒鬼」によって引き込むことのできた2枚の「堕落」が、白を黒く塗りつぶした。

 

モタローWIN!

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*1:緑白のギルド名