[TwiPla] 【第12回】GP旧枠モダン【協賛:敵対するもの、オブ・ニクシリス杯】 https://t.co/mUQhSyFTo0
— 双木湊 (@Minato_Namiki) 2022年5月20日
半年ぶりくらいのGP旧モ、残り枠11です!
GP旧枠モダンが決まり、プレイヤーたちはにわかに活気づいてきた。
使い慣れたカード、デッキ、あるいはコンボを選び調整する、
または環境を読み切って新たなデッキを開拓する、仮想敵を作り出して練習するなど、プレイヤーたちは各々準備を始めている。
だが、大体プレイヤーたちはこう言い続けている。
「旧モなんもわからん」と。
それもそのはず。
MH2が発売され様々なカードによる環境変化の結果、
「青系コントロールが優位に立つだろう」
「単独のカードがクソ強いカーミックボンバーが頂点を取る」
などの下馬評が出ていたが、蓋を開けてみれば前々回のGPは赤黒ノワールが頂点を掴み、前回はバーンが全てを焼き払ったのである。
またざっくりと環境デッキを見ていく記事も公開されたが、存在するデッキがめちゃめちゃ多い。めちゃくちゃな良環境である。
どんなデッキにも頂点をつかむ可能性があるが、どんなデッキと戦うことになるかは完全に読みきれない。
が、ある程度の勝ち組デッキの傾向や、何がどのくらい存在するかくらいは多少は読み解けるかもしれない。
ということで、前回の旧枠モダンGPから今日の(5/21)旧枠モダンファイトクラブまでの上半期にて自身で記録できていたデッキ分布や勝ち組デッキを見ていこう。
・GP旧枠モダン
まずは昨年末に行われたGP旧枠モダンから。
カーミックボンバー(ナヤ3名、トリコ1名)
— 【公式】旧枠モダン情報アカウント (@Old_modern) 2021年12月11日
アネックスワイルドファイア 3名
青緑パーミッション 3名
赤単バーン 2名
青白コントロール 2名
ステロイド 2名
≪機知の戦い≫2名
以下使用者1名
— 【公式】旧枠モダン情報アカウント (@Old_modern) 2021年12月11日
赤黒ノワール
トリコ≪稲妻の天使≫
ゴブリン
緑単
ナヤエンチャント
ナヤ≪嵐の束縛≫
エルフ
茶単
白単ウィニー
青白ウィニー
黒緑土地破壊
黒緑サクリファイス
ターボフォグ
エスパーコントロール
本当にめちゃめちゃ多い。参加者32に対しデッキが約22種類存在している。
というところはさておき、グランプリ故に各々の自信作を持ち込むプレイヤーが多かった。
そうして勝ち抜いたのが2名いた赤単バーンの一人、ルッツエルン氏。
note.com詳しいリストは本人が解説しているのでこちらを参照。
・1~3月
新宿アメニティドリームにて、1ヶ月に一度開催されている旧枠モダンファイトクラブ。
(自分に予定があって参加できなかった)12月より3ヶ月連続で青黒のネザー・ゴーが制覇し続けていた。
今日の旧モファイトクラブ(inアメドリ新宿)
— とりにく (@toriniku_wing) 2022年1月22日
8人参加でデッキ分布が
青黒ネザーゴー(優勝)
マルドゥボンバー
ナヤボンバー
赤青マグニボアワイルドファイア
赤緑ステロイド
黒単
青緑クロパ
白黒ミッドレンジ
旧枠モダンまだ遊べる
きょうの旧モ
— とりにく (@toriniku_wing) 2022年2月19日
旧枠モダン(ファイトクラブは7人でした。
青黒ネザーゴー(優勝)
ナヤカーミック
青白カーミック
青白ウィニー
緑単エルフ
黒単コントロール
ティムールポリスロック
worldgainer.hatenablog.comこちらが優勝したKATINO氏の解説記事。
そして3月、ネザーゴーを下したのは新たなデッキパターン、「青白カーミック」。
3/19旧枠モダンファイトクラブ(in新宿アメドリ
— とりにく (@toriniku_wing) 2022年3月19日
青白カーミック(優勝)
青白ウィニー
青黒ネザーゴー
ティムールポリスロック
ナヤカーミック
ネザーゴー、王者陥落です
https://twitter.com/toriniku_wing/status/1505129140928008192?s=20&t=SsRB3pAROm73ReQBgG8CVg
MTGイベント情報
— アメニティードリーム新宿店 (@amenity_shin) 2022年3月19日
本日開催した。MTG旧枠モダン&統率者交流会
5名参加の旧枠モダンでは優勝は「青白カーミックアクローマ―」を使用した「kikuchi」様おめでとうございます!😄【次回は4月16日】
統率者交流会は3名様のご参加ありがとうございました!次回も是非よろしくお願いします😌【次回は4月2日】 pic.twitter.com/ifkAmB3Idr
どちらかと言えば青白コントロール寄りのカーミックデッキ。
が、基本戦略をコントロールに寄せ、隙あらば一撃必殺を決めるカーミックデッキの強さが再度確認された形。
ただどちらにしろ青いため、嘘か真か・対抗呪文の強カードの座は揺るがない物だった。
一方、横浜でも信心亭にて旧枠モダンが行われた。
がこちらの結果は青い環境に一石を投じる形となる。
旧枠モダン 2月10日 (MTG Shop 信心亭)https://t.co/szH9AtJuab
— bee_ken_bot (@bee_ken_bot) 2022年2月12日
2月10日の旧枠モダン大会は、4名様にお集まり頂きました。いつもありがとうございます
2/10信心亭さん旧枠モダン
— わんころぽち (@2kaCN8Gg5g7UkYb) 2022年2月12日
緑赤ステロイド
青緑無限トークン○○
青黒ネザーゴー○○
青赤アネックスワイルドファイア○×○
青系が多い予想が当たり、密林の猿人、リバーボアの高速ビートダウンがハマりましたね(^^)
火葬、恐怖に怯えながら、リバーボアつえーと殴るのを今更、体験できるとは笑
青系のデッキが多いと読み切った赤緑のステロイドが勝ち抜いた。
そのデッキの中でも注目すべきはメインボードから4枚入ったリバー・ボアか。
後述するが、今後も結構な数の青が存在しているので対策・採用の検討をしてもよさそうなカードのひとつだ。
・4~5月
そんな中で行われた4月のファイトクラブは、安定して勝利を重ねるデッキがついに頂点に立った。
今日の旧モ(4/16アメドリ新宿旧枠モダンファイトクラブ)
— とりにく (@toriniku_wing) 2022年4月16日
ナヤカーミック(優勝)
マルドゥカーミック
青緑リスアラーム
青緑トロン
青緑バイオゴリラ
青黒ネザーゴー
赤黒マシーンヘッド
赤黒ゴブリン召集#旧枠モダン
https://twitter.com/toriniku_wing/status/1515273428512940036?s=20&t=SsRB3pAROm73ReQBgG8CVg
旧枠モダンファイトクラブ
— ばしぇ (@Henrietta1321) 2022年4月16日
使ったもの:ナヤカーミック
赤黒コブリン召集〇〇
赤黒マシーンヘッド〇〇
青緑バイオゴリラ〇〇
3-0しました🙌 pic.twitter.com/203EcSRTOj
カーミックボンバーで最も使用者の多い、ナヤ(リース)カーミックボンバーである。
石の雨→なだれ乗り→カーミックなだれ乗りだけで土地を3枚割ってゲームを無茶苦茶にし、隙を付いてカーミックをボンバーする強デッキ。
環境を定義する、ある程度対策しないと一方的に殺されるかなりのパワーデッキである。
故に対策されたり、また単純にカーミックボンバーがコントロールを相手取るのがキツいというのもあって勝ちきれなかったデッキではあるが、
本大会の環境が赤寄りに存在したのもありついに頂点を掴んだ、という形。
続いて、5/7に行われたビッグマジック主催の旧枠モダン。
5/7旧枠モダン
— 双木湊 (@Minato_Namiki) 2022年5月7日
8人
茶単
バイオゴリラ
青黒コントロール
マシーンヘッド
ナヤカーミック
ゴブリン召集
青緑パーミ
◎ステューピッドグリーン
決勝はステューピッドグリーンとバイオゴリラの緑卓でした。
【#MTG #MTG_BMA 】
— BIGMAGIC秋葉原店 (@bigmagicakb) 2022年5月7日
本日8名で開催の旧枠モダン、優勝は『ステューピッドグリーン』でした!おめでとうございます!!
(βの森は賞品です) #旧枠モダン pic.twitter.com/7WGjpldrE4
優勝したのはステューピッドグリーン。古くから旧枠モダンにて8moaと呼ばれたりして親しまれてきた緑単デッキの一種である。
コンボ・コントロールが増え、単体除去などが積まれにくく厳しいものとなっていた環境に差し込まれた一筋の光ならぬ筋肉あるいは暴力。象と虫とヌーが殴り勝ったのである。
note.com※これは決勝卓にいたバイオゴリラってなんだよって人向けの記事です。青緑のカウンターバーンデッキ。
最後に、本日(前日)に行われた旧枠モダンファイトクラブ。
今日の旧モ(5/21新宿アメドリ 旧枠モダンファイトクラブ)
— とりにく (@toriniku_wing) 2022年5月21日
青緑コントロール(優勝)
緑単
青黒人間召集
青緑トロン
青緑バイオゴリラ
緑白エンチャントレス
赤抜きバベル
エスパーリアニメイト
おめでとうございます
旧モファイトクラブ
— ばしぇ (@Henrietta1321) 2022年5月21日
使ったもの:青緑コントロール
青緑バイオゴリラ✗〇〇
青緑トロン○✗○
スチューピッドグリーン○○
3-0しました🙌
リストはまろさんのデッキ75枚パクりました😇 https://t.co/XOiwUJE0bU
こちらで優勝したのは、ガッチガチの青緑コントロール。
最早説明不要だろうパワーカード2種に加え、単独で殴り勝てる樹上の村や追加の戦力と打ち消しを兼ねる神秘の蛇を備えたコントロールデッキである。フィニッシャーも多い。
と、この3大会だけでコンボ・ビート・コントロールの三すくみが全部勝っているという良環境。まとめてるこっちも何もわからん。
ただ、青緑がかなり多いということだけはよく分かる、といった感覚である。
・頻出する青緑と試合時間について
優勝デッキでもあり、そもそもある程度存在する数そのものが多い青緑について。
強いミシュラランドである、フェアリーの集会場・樹上の村(場合によってはミシュラの工廠も)をフィニッシュブローに据え、
それで命を削り取るまでをカウンターや嘘か真かやネビニラルの円盤などで協力にバックアップするというデッキである。
このデッキ、非常に数も増えてきそうである。
が、このデッキを使うプレイヤーが増えると起こりうる最大の問題は、時間切れによる引き分けである。
ミシュラランドは効果を起動するまでは土地である。
そのため、対戦相手は手を出しにくいカードであるが、それがお互いの場にあるとミシュラランドはミシュラランドでしか処理できないみたいな状況になり、高い頻度で膠着状態に陥る。
青緑コントロール自体、着地したカードをどうにかする手段がネビニラルの円盤くらいしかないなどはかなりよくある話であり、
また青緑コントロール側も攻め手がミシュラランドしかなく中々攻めに転じることができない事が多い。
結果、思考時間が増えて勝ちきれない場面が多い。ファイトクラブでも結構時間が危ない場面を何度も見ている。焦ってプレイミスなんてするとかなりメンタル的なダメージも受けてしまうだろう。
様々なデッキに対策の必要を考える必要もあり、またメタ外と対面したときの対応力も大事だが、
この流れでいくと青緑・青黒など時間がかなり厳しいマッチアップが増え、引き分けが増えると同じようなデッキとしか当たらないのでコントロール戦が続くということもありえるだろう。
どのようなデッキを選ぶにしろ、時間というものだけはかなりしっかり意識しないと大会を生き残ることは厳しそうだ。
・総評
と、ざっくりと上半期のデッキたちを振り返っていった。
今回は勝ち組デッキだけしか触れていないが、それだけでもこの種類がある。
これを参考にしてデッキを組む、あるいはこれらを練習相手として色々と試すなどでこの記事を有効活用してくれると幸いだ。
ちなみに、MO/Discord上でも旧枠モダンができるプレイヤーが結構いる。
Twitterで募集をかけると集まるかもしれない。
・個人的感想
多様性がありすぎてこの環境マジで楽しい。これに尽きる。
32人が22種類のデッキを持ち込んだGPから半年、自分の熱は全く冷めていない。
本当にいろんなことができるフォーマット、旧枠モダンからこれからも目が離せない。
old-flame-modern.hatenablog.jp
そんな最高のフォーマットの最高のお祭り、旧枠モダンGPは6/11に開催!
みんなも始めよう! 旧枠モダン!